母なる地球に立っている

LESSON

母なる地球に立っている

私たちが

どんなに街路樹を整然と植えても
どんなに庭の木々を好きな形に剪定しても
どんなに足元をコンクリートで固めた上で生きようとも
どんなに虫を毛嫌いして見るたびに殺していても

私たちがこの母なる地球に生きていて、自然とひとつであることに変わりはない。

だから人間は昔から大地そのものから生み出された自然にパワーを感じるし、
自然の中に入ると無意識に呼吸が深くなる。

山も海も、触れ合うだけで優しくて、心がとろけそうになる。

先日、伊豆七島のひとつ神津島に行ったとき、ある神社のご神木に手を触れただけで
とめどなく涙が溢れて来ました。

木は触れた手のひらを通して、絶え間なくメッセージをくれていました。

『愛してるよ、愛してるよ、愛してるよ…』

あぁ、木々や緑や自然はいつだってエゴなんかなくて、私たちにただ愛してるって言ってるんだ、いつもそのことに気づかないだけなんだって気づいたら涙が出てきて。

私たち人間には、それぞれ神さまからいただいたエゴがあります。エゴは、必要だからそれぞれに与えられたもの。
けれどその、与えられた目的を忘れてしまうとエゴは本質から私たちを遠ざけてゆきます。

私たちの本質は、このご神木と一緒。

ただ、愛してるよ…という純粋意識なんだなぁ、って、ご神木に触れながら感動していました。

この固い現代に生きる私たちも、
街路樹を見上げて木陰を与えてくれる愛に気づき
庭の木々の葉の一枚一枚に触れ生命の力を感じ
歩きながらコンクリートの下の大地を思い
虫や昆虫をよく観察して生命の不思議さを讃えることならできます。

そうしていつでも初心に還って
みな、この地球上を分け合いながら生きている生命なのだと

そう思えばあらゆる生命に貴賎なんてなくなってしまう

いつでも物事をジャッジしているのは、私たちのエゴなのかもしれません。

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いつも有難うございます